
XServerはゲームサーバーとしても有名ですが、サーバーを立てる際にXServer GAMEsを使う方法と、XServer VPS for Gameを使う方法の2種類があります。
しかし、どちらも似たようなゲームに使えることから、「何が違うの?」と思っているのではないでしょうか。
ゲームサーバーは長く使うものなので選択を間違えると高額な費用が掛かるなど、多くの問題が発生する可能性があります。
できる限り無駄な問題は避けて楽しくゲームしたいですよね。
そこでこの記事では、実際にどちらのサーバーも使ったことがある筆者が、主に5つの点から両者の違いを解説していきます。
機能やできることの違いについて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
ちなみに、XServer GAMEsについては以下の記事で詳しく解説しています。
【徹底解説】XServer GAMEsは短期利用にもおすすめ。他社との違い・向き不向きなどを解説
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XServer GAMEsとXServer VPS for Gameの5つの違い
では早速ですが、両者の違いについて5点を中心にわかりやすく解説していきます。
XServer GAMEsとXServer VPS for Gameは主に以下の5点において違いがあります。
- 料金の仕組み
- プランと月額料金
- コンソール画面(自由度)
- 情報量
- 他社からの移行
ちなみにそれぞれについて、相対的に優れている点を○、劣っている点を×で表すと以下のようになります。
XServer GAMEs | XServer VPS for GAME | |
料金の仕組み | ○ | × |
プランと月額料金 | ○ | × |
コンソール画面(自由度) | × | ○ |
情報量 | × | ○ |
他社からの移行 | × | ○ |
「コンソール」のように専門用語が出てきて不安かもしれませんが、問題ありません。
サーバーについて知識がない人でもわかるように、それぞれについて詳しく解説していきます!
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1. 料金の仕組み
1つ目の違いは料金の仕組みです。
料金に関する違いとしては両サービスで以下のように異なっています。
(具体的なプランや利用料金は後ほど解説します。)
XServer GAMEs | XServer VPS for Game | |
最低利用期間 | 3日間 | 1ヶ月 |
無料プラン | あり | なし |
契約期間 |
|
|
まず、最低利用期間ですが、XServer GAMEsは3日からです。
一方でXServer VPS for GAMEは1ヶ月からとなっています。
また、無料プランに関してもXServer GAMEsはありますが、XServer VPS for GAMEはありません。
ただし、無料プランは制約があるため、本格的に利用していくには厳しいかもしれません。
詳細については以下の記事で詳しく解説しています。
【リンク】
契約期間に関しては、それぞれ以下のようになっています。
XServer GAMEs | XServer VPS for Game | |
契約期間 |
|
|
XServer GAMEsは3日から365日(12ヶ月)と、比較的短めの範囲になっています。
一方でXServer VPS for GAMEは1ヶ月から36ヶ月と、長めです。
1年を超えて契約することはあまり多くないかと思いますが、何年も継続してサーバーを稼働させたい場合はXServer VPS for GAMEの方が優れていると言えるでしょう。
以上から、料金の面から見ると、短期間だけ・気軽に使いたいという場合はXServer GAMEsが、1ヶ月以上長期的に使うことを前提にしている場合はXServer VPS for GAMEの方が良いと言えます。
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2. プラン
2つ目はプランです。
恐らく一番気になるのが具体的なプランなのではないでしょうか。
プランはそれぞれ以下のラインナップが用意されています。
XServer GAMEs | XServer VPS for GAME | |
プラン名 (メモリ容量) |
|
|
それぞれ6つずつで、メモリ容量に違いはありません。
では、具体的な料金についても見ていきましょう。
ここでは利用する人が多そうな4GBプラン、8GBプランについて、それぞれの契約期間別に契約期間中の支払い総額を掲載します。
XServer GAMEs
4GBプラン |
XServer VPS for GAME
4GBプラン |
XServer GAMEs
8GBプラン |
XServer VPS for GAME
8GBプラン |
|
3日 | 394円 | - | 674円 | - |
1ヶ月 | 1,314円 | 2,200円 | 2,249円 | 4,400円 |
3ヶ月 | 2,758円 | 6,303円 | 4,724円 | 12,600円 |
6ヶ月 | 5,212円 | 6,000円 | 8,924円 | 24,000円 |
12ヶ月 | 9,810円 | 10,800円 | 16,800円 | 21,600円 |
24ヶ月 | - | 21,000円 | - | 40,800円 |
36ヶ月 | - | 30,600円 | - | 57,636円 |
このように、全体的にXServer GAMEsの方が安くなっています。
4GBプランではそれほど違いはありませんが、8GBプランではかなりの差が開いています。
そのため、料金の面から考えるとXServer GAMEs一択と言えます。
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3. コンソール画面(自由度)
3つ目がコンソール画面です。
コンソール画面とはゲームの設定などを変更するために使用する以下のような画面です。

コンソール画面が使えると、ゲームの設定を細かくいじることができます。
コンソール画面は両者で以下のように異なっています。
XServer GAMEs | XServer VPS for GAME | |
コンソール画面 | なし | あり |
つまり、コンソール画面を使ってゲームの設定を細かくいじりたい場合はXServer VPS for GAMEの利用が必須になります。
ではXServer GAMEsでゲームの設定ができないかというと、そうではありません。
XServer GAMEsではコンソール画面は使えませんが、XServer GAMEsのWebの管理画面から設定の変更が可能です。
筆者がいくつかのゲームの設定画面を確認したところ、用意されている設定項目は主要なものをカバーしている印象ですが、一部の詳細な設定には対応していない可能性があります。
そのため、かゆいところに手が届かない設定項目がある可能性は0ではないかと思います。
一方でXServer VPS for GAMEは、コンソール画面からサーバーのすべての設定項目を変更できます。
逆に言うとそのゲームで変更できる項目なのであれば、コンソール画面から変更できない項目はありません。
このように、XServer GAMEsは手軽に使える一方で、用意されている設定項目しか変更ができません。
高度な設定など、サーバーを細かく調整したい場合はXServer VPS for GAMEの方が優れていると言えます。
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4. 情報量
4つ目の違いは情報量です。
情報量とは具体的にはネット上に上がっている情報や公式マニュアルの情報のことです。
情報量が多ければ、もしトラブルが発生してもすぐに解決できます。
しかし、少なければ解決までに時間がかかったり、いちいち運営に問い合わせを行う必要が出てきます。
ネット上の情報量について
まずは利用者が発信する情報量についてです。
情報量を測る指標にはいろいろあると思いますが、ここでは運営歴を見てみましょう。
XServer GAMEs | XServer VPS for GAME | |
運営開始時期 | 2024/6/27 | 2023/4/28 |
運営年数 | 約1年 | 約2年 |
XServer VPS for GAMEは、XServer GAMEsよりも1年以上早く開始されているため、この時点で情報も多いと考えられます。
さらに、XServer VPS for GAMEの前身となる「XServerVPS」は2022年9月から運営されており、こちらの情報も活用できます。
(XServerVPSの情報はXServer VPS for GAMEでも参考になります。)
XServerVPSはゲームだけでなく、アプリ開発などにも使える汎用的なサーバーで、多くの情報が公開されています。
この流れの中で、ゲーム需要の高まりを受けて、ゲーム専用のXServer VPS for GAMEが登場した、という経緯があります。
特に2024年1月の「パルワールド」のリリース以降、ゲームサーバー関連の需要と情報が急増しました。
この時点でXServer VPS for GAMEは存在しなかったものの、XServerVPSでパルワールドのサーバーを立てることは可能でした。
そのため、ユーザー数が増加したタイミングで存在していたXServerVPSの方が情報量は多いと考えられます。
以上の点から、情報量の面ではXServer VPS for GAMEが有利といえるでしょう。
ただ、今ではChatGPTなどに質問すればほとんどの問題は解決できるため、そこまで大きな問題ではないかもしれません。
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5. 他社からの移行
最後の5つ目の違いは他社からの移行です。
初めてゲームサーバーを立てる場合はこの項目は無視してもらってOKですが、既に他社のサーバーを利用している場合は重要な項目になります。
他社からの移行に関して、対応状況は両者で以下のように異なります。
XServer GAMEs | XServer VPS for GAME | |
他社からの移行 | × | ○ |
対応ゲーム | - |
|
このように、XServer VPS for GAMEは他社からの移行ができる「簡単移行」に対応しています。
一方で、XServer GAMEsは非対応です。
一応XServer GAMEsでもデータの移行はできないわけではないですが、公式の移行ツールはありません。
そのため、他社のサーバーで使っているサーバーをXServerのゲームサーバーに移行したい場合は、XServer VPS for GAMEと言えるでしょう。
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その他の違い
上で挙げたような重要な違いではないものの、その他の違いとしては以下のような点があります。
- CPUの割り当て
- 対応ゲーム数
- サポート
CPUの割り当て
CPUはサーバーの処理性能を決める上で重要な仕様です。
XServer VPS for GAMEでは各プランごとにCPUが割り当てられているものの、XServer GAMEsでは恐らく割り当てられていません。
この影響がどれほどのものなのかは不明ですが、CPUをしっかりと確保してサーバーを稼働させたい場合はXServer VPS for GAMEの方が優れていると考えられます。
XServer GAMEsは非常に簡略化したようなサーバーのため、CPUの割り当てを省いているのだと思われますが、人によっては不安かもしれません。
対応ゲーム数
対応ゲーム数は以下のように異なっています。
XServer GAMEs | XServer VPS for GAME | |
対応ゲーム数 | 34タイトル | 35タイトル |
具体的な対応タイトルについて見ていきましょう。
まず、共通しているのは以下の30タイトルです。(数が多いため、タップすると開くようになっています。)
- Minecraft(統合版)
- Minecraft(Java版)
- Minecraft(Forge)
- Minecraft(Spigot)
- Minecraft(Paper)
- Minecraft(Mohist)
- Minecraft(Purpur)
- Minecraft(SpongeVanilla)
- Minecraft(NeoForge)
- Minecraft(Fabric)
- Palworld
- ARK: Survival Evolved
- 7 Days to Die
- Rust
- Valheim
- Terraria
- Project Zomboid
- Factorio
- Core Keeper
- Enshrouded
- Soulmask
- Assetto Corsa
- Counter-Strike 2
- Arma 3
- Unturned
- Satisfactory
- Team Fortress 2
- Garry's Mod
- Craftopia
- DayZ
また、どちらかのみで対応しているのは以下のようになっています。
XServer GAMEsのみで対応 | XServer VPS for GAMEのみで対応 |
|
|
XServer VPS for GAMEの方が対応ゲーム数は多いですが、主要なタイトルはどちらのサーバーでもカバーしています。
そのため、ゲーム数による違いはそれほど大きな問題ではないかと思います。
サポート
サポート体制も両者で以下のように若干違います。
XServer GAMEs | XServer VPS for GAME | |
サポート体制 |
|
|
XServer GAMEsでは公式のDiscordコミュニティがありますが、XServer VPS for GAMEにはありません。
こちらも大きな違いではありませんが、Discordになれている場合はXServer GAMEsの方が良いかもしれません。
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それぞれどんな人におすすめ?
では、それぞれどんな人におすすめなのでしょうか。
個人的にはそれぞれが向いている人、向いていない人は以下のようになるかと思います。
XServer GAMEs | XServer VPS for GAME | |
向いている人 |
|
|
向いていない人 |
|
|
XServer GAMEsは3日間という超短期間だけ使えて、コンソール画面がありません。
このことから、とにかく手軽に使いたい人にオススメです。
一方で、XServer VPS for GAMEは契約期間は長いものの、コンソール画面があるため、サーバーの細かい設定をいじることができます。
そのため、長期間かけてじっくりと遊びたい場合に最適と言えます。
また、マインクラフト、ARK、パルワールドに関しては「簡単移行」機能があるため、他社のサーバーを使っていて、移行したい場合もXServer VPS for GAMEの方が良いでしょう。
さらに、運営歴に関してはXServer GAMEsよりもXServer VPS for GAMEの方が1年程度(XServerVPSも含めると2年以上)運営歴が長いです。
そのため、ネット上の情報量としてはXServer VPS for GAMEの方が多いと考えられます。
手軽さや料金を取るか、情報量を取るかという違いにはなりますが、このような点も考慮してサーバーを選ぶと良いかと思います。
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まとめ
今回はXServer GAMEsとXServer VPS for GAMEの違いについて解説しました。
どちらも同じ会社が運営しており、名前も似ていますが、機能や料金が少し異なっています。
今回紹介したような点を重視して選ぶと、よりゲームを楽しめるかと思います。
この記事があなたのサーバー選びに役立てば幸いです!
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